マイクロソフト社の「Windows Media エンコーダ」をご存知ですか?

Video & Web カメラの本格的な活用ツールをご紹介

Microsoft 社から無償でダウンロードして利用できるツールに、「Windows Media エンコーダ」と言うソフトがあり、XP に限らず Vista でも使えます。

主な用途と目的

様々なビデオデバイスから動画と音声を主要なソースとして取り込み、多様なビットレートや解像度にエンコードし、動画ファイルとして出力したり、ストリーム配信したりできます。DV カメラや WebCam は勿論のこと、既存の動画ファイルをソースにすることもできます。(HDV は未対応)

さらに面白い機能として

PC の画面を変化と共に音声を交えて取り込みながら、WMV 形式の動画ファイルに出力すことができます。つまり、自分が PC で操作している様子を、マイクを使って説明しながら録画することができるのです。PC の操作解説ビデオが、自分で、無料で、カメラを使わず、手軽に作成できる訳です。

パーソナル・インターネット放送局も可能(*^_^*)

ストリーム配信できるので、LAN 内放送局でも、インターネット放送局でも、簡単に実現することができます。但し、一般的な接続環境(ADSL/FTTH)であるが故に乗り越えるべき壁が三つほどあり、1.ダイナミック DNS の利用、2.ルーター越え、3.自分の PC のファイアウォール越え、などです。

 
 

「Windows Media エンコーダ」の画面サンプル

 

実例-1 : Logicool Qcam S7500 で高解像度な動画を配信する方法

Windows Media エンコーダを使った LAN 内での動画配信

  • DV ではありきたりなため、HDV でもない低価格な Web カメラを使って、ハイビジョン並みに高解像度な動画配信を行います。
  • Logicool Qcam S7500 は、1280×960 の動画が再生できるので、この解像度で配信してみましょう。

配信側(サーバーサイド)の設定

  1. [ファイル(F)]、[新規作成(N)...]、ウィザードのタブで、「ライブイベントのブロードキャスト配信」を選択します。
     
  2. ウィザードに沿って設定します。
    1. カメラとマイクを変更   2. エンコーダからプルを選択
    ウィサードで、カメラとマイクを変更する様子   ウィサードで、ブロードキャスト配信の方法を変更する様子
    3. 変更なし   4. HD 品質ビデオ、FM 品質オーディオに変更
    ウィサードで、ブロードキャスト接続のポートを確認する様子   ウィサードで、ビデオとオーディオの品質を変更する様子
    5. 変更なし   6. 変更なし
    ウィサードで、保存ファイルを無視して通過する様子   ウィサードで、ビデオファイルの追加を無視して通過する様子
    7. 適宜入力します。   8. [完了]ボタンを押します。
    ウィサードで、題名などを入力する様子   ウィサードで、最終確認をして完了する様子

ウィザードでできなかった設定

  1. ツールボタンで[プロパティ]を表示し、[ビデオサイズ]のタブに切り替え、高さを 960 に変更すると、サイズの変更方法が[ユーザー設定]になります。本来ならばこのサイズのハイビジョンは 1280×720 ですが、Logicool Qcam S7500 が対応しているのは 1280×960 ですので、この変更が必要です。
    プロパティの[ビデオサイズ]のタブで、高さを変更する様子
     
  2. 次に、[出力]のタブに切り替え、ファイルにも出力するようにします。(但し、不要な場合は後で未使用に戻す。)
    出力に、ファイルへの保存を追加している様子
     
  3. これまでの設定が正しくできたら、[エンコード開始]ボタンを押してください。WMV の動画ファイルに出力されると共に、LAN 内の配信が開始されます。

クライアント側の設定

  • サーバーサイドのローカルな IP アドレスが、192.168.100.5 の場合、Windows Media Player 11 では以下のようにしてください。
  • メニューから[ファイル(F)]、[URLを開く(U)...]を選択し、下図のように http://192.168.100.5:8080 と記入して[OK]ボタンを押してください。
  • ローカルな IP アドレスが不明な場合は、OS のコマンドプロンプトで、IPCONFIG または SYSTEMINFO と入力すると表示されます。
    Windows Media Player の「URLを開く(U)...」画面
  • 設定に誤りがなければ、Windows Media Player は 1280×960 の高解像度で動画を再生します。

配信される動画の品質

  • デジカメで撮影したようなシャープで切れの良い画質は望めませんが、それでも DV の映像と比べれば雲泥の差があります。DV は一般的に 720×480 の解像度しかありませんが、1280×960 ならば、面積では VGA 640×480 の 4 倍です。その違いがどれほどのものか、実際に試してみれば一目瞭然です。
  • フルハイビジョンの解像度は 1920×1080 ですが、そのワンランク下が 1280×720 で、これは初期の頃の HDV の解像度です。これとほぼ同等の解像度が玩具みたいな WebCam で得られ、しかも特別なビデオ編集ソフトを買わずに、録画もできて配信もできる訳です。
  • PC と、数千円の WebCam と、無料のソフトで、動画遊びをしてみてください。意外と楽しいものです。
  • もしかすると、数万円のハイビジョン・ハンディカムを買うまでもなくなるかも知れません。まぁ、使い方次第ですが。・・・
 
 
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